「いい仕事をして売上に貢献してくれるスタッフがいる一方、
その反対のスタッフがいるのも事実と思います。
組織論でよく語られる「2,6,2の法則」では、
何も言わなくても積極的に動き、利益を生むスタッフが2割。
足を引っ張る下位層のスタッフが2割。
並みの働きをするスタッフが6割いることになります。
山本さんは、そのあたり、どう実感していますか。」
「まさにその通りなんですよね。
誰かがするからなんていう考えが蔓延してしまうと大変なことです。」
「そんな赤字をつくる2割と並みの6割をどうするか。
それがスタッフ教育、店舗運営の鍵とも
言えそうですが、いかがでしょう。」
「しかし、私はこのやる気のない2割を切るのは反対です。
残りの8割からまた2割が生まれてくるからなのです。
いかにその2割をましな2割にしていくかなのです。」
「適性に合った職場で、スキルを伸ばせる仕事を与え、
モチベーションを上げれば実績を上げ、大きく成長する
などと言われますが、具体的にはどうすれば?
というのが実態と思います。いかがでしょう?」
「美容室の場合、下仕事もありますので
何とかこなすこともできるものです。
思い起こすと私のサロンにもこんなスタッフがいました。
カットのレッスンが終わって・・・
僕はカットがしたくないんです。
しかし、後輩に抜かれるよ。
いいんです。
こんなスタッフが・・・。
心の中では『お前は良くてもこっちはいいわけないんだよ』って感じです。
しばらくしてこのスタッフは辞めさせました。
先ほどの言葉に反する行為ですが
本人はヤル気がないわけではないんでしょうが
組織としてはヤル気なしとみなさざる終えません。
本来は先輩の活躍を見てあこがれてもっともっととなるのでしょうが、
そのようなスタッフがいなかったのでしょうね。」
「適性に合った職場と言っても、店舗は限られているし、
スキルを伸ばすには時間が必要。
となるとモチベーションから
手をつけられないかと思いますが、、、」
「弊社のトリートメント専門店で言うとまず面接の際に
『商品の販売は自信がありません』という方が大半です。
しかし働いてみると自信を持って商品の説明をしています。
安心する環境さえあればできるような気がします。
仕事に関しても、安心できる環境を作ってあげることで
働きやすい環境が整うのではないでしょうか?
そうするとおのずとがんばってみるのでは・・・。」
「元気のないスタッフに「調子はどう?」
なんて意識的に声をかけてみる。
なんていうことでも「自分を見てくれている」と
安心感を持つように思いますが、、、」
「そうですね。
大変なことなのですが、しっかり働いているスタッフでも
十分に見てあげないといけないので、
皆に声をかけることは大切ですね。」
「また1対1でじっくりと対話する機会を設けることも
大切のように思います。
眠れる人材を掘り起こすポイント、
まとめていただけますでしょうか。」
「もともと徒弟制度の環境が強い美容業界ではありましたが
かなりゆるい環境になってきたことも事実です。
まだまだ自分たちの頃はという気持ちでは今のスタッフは
なかなか育ちません。
私のサロンではそれぞれにスケジュールを組んでいます。
成長は個人差があるために個人個人と相談をして決めていきます。
少しは個人差も考えてあげないといけないでしょうから一人ひとりを
見るようにしてみてはどうでしょうか?」
「ありがとうございました。」 2008.09.18 Thursday






